晩秋、山の便り。

ヒタキ刈(田畑と山との間の藪の草刈)の真っ最中。
草も育てばでかくなる。
カラムシって言うらしいが、我が家周辺では「しろう」と呼ぶ草がある。これが相当でかくなる。
諸方(あちこち)に生えているが、毎年ひときわでかく育つ大株があって、いつか高さを測ってやろうと思いつつ、いつも忘れて無造作に刈ってしまうが、今年は危機一髪思い出し、一番高そうなのを根元から切って枝葉を除けて持ち帰る。
すぐに測ればいいもののなんとなくそのまま納屋の外壁に立てて置く。
その数日後に、今度はあまりにも真っ直ぐ高くそびえるカヤがあったのでこれも1本持ち帰って測ってみる。
前の「しろう」と並べるとちょうど同じ長さ。メジャーで測るとなんと3メートル50センチ。
どうりでなかなかの迫力だ。
女房に持たせ、記念写真を撮っておいた。
2メートル越えだとは思っていたけど、3メートル越えだったなんて。
こんなのが生えるんだからちゃんと刈っておかないとすぐにのみ込まれそう。
なんとも豊かな自然だ。

★今頃は赤い実が目につくようになって来た。
ナンテンもいい色になった。
荒草を刈りはらうと、あちらこちらでコケの間にヤブコウジの実の赤色も目に飛び込んで来る。
サルトリイバラの実も赤だ。
日当たりの少ない所には野イチゴ(冬イチゴ?)。これもいい赤。
(柚子の黄色も負けていないぞ。今年は表作だ。)
高齢の母が趣味の絵手紙を書くのでと、赤い実の付いたサルトリイバラを少し持ち帰った(これでも親孝行のつもり)。

★先日親戚のおじさんに送った渋柿「スミナガラ」が干し柿になって帰って来た。
早速いただき!甘い!干し柿の甘さの有難さが、なんだか分かるようになって来たのは歳のせいかな、、、。


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